占い師の女性
私の友人・・・いや、妻の友人かな?
もうかれこれ、10年前に亡くなれたのだが、
それは凄く良く当たる女性の占い師でした。
その方は大きな神社の参道の横で占いの店を出されてました。
店の方も繁盛していて大勢の人で予約がなかなか取れないほどの
繁盛ぶりでした。
この方はあまり裕福な家庭で育ってなく、
大変苦労された方で人望も厚く、人に優しい人でした。
この方には男の子が一人おられて目の中に入れても
痛くない程の愛しかたでした。
又、占いも繁盛してお金はどんどん溜まり放題、
お金が余ってきたので、大きな日本式の自宅を建てても余り、
今度はホテルを建てた。
大学生になった子供はお金は使い放題。
そんな時から少しずつ体の調子が悪くなり、
それでも占いの客は押しかけてくる。
病院に通いながらの仕事であったようだ。
病院に通っても病の原因という原因もわからず
毎日を過ごしていたらしい。
そんな状態が数年も続き、少しずつ客足も遠のいていったとのこと。
私の耳に入ってきたときは、自宅も売ってホテルも売る・・・
そんな状態になってました。
そして、その女性と初めてお会いした時は、私が妻から
聞いていた女性とは思いもよらない、悲惨な顔をした女性が
目の前に座っておられました。
それは、今、自宅も売り、ホテルも売ってひっそりと
マンションの一室で占いされている姿、そのマンションの
入口や部屋の中には餓鬼(がき)や霊魂で埋め尽くされていた。
私は思わず後ずさりしてしまった事を思い出し、
今でも背筋が寒くなります。
その時の女性の年齢は55,6歳だったと思うが、
身体は痩せて、目だけはギョロっと大きな人でした。
とにかく、身体が思わしくないと話をされて、
私に何か憑いているのを落として欲しいとの事であった。
これはこの女性の身体に憑いているモノを落とす以前の問題で
この部屋か浄霊をしなくてはいけないと話をしました。
この女性の身体はもう動かない状態になっていました。 私は部屋を浄霊してからその女性の身体に憑いているモノも 浄霊して、自宅へと帰った。 それからこの女性は2週間に一回、必ず私に電話を入れてこられた。 私は週2回位、浄霊を3年間(この女性が亡くなるまで)続けました。 この女性の最期はそれはそれは体中、手術で切り刻み、 凄まじい最期で病院で亡くなられました。 世の中の占い師や私たちのような仏様や亡くなった方の 霊に携わるものは、人間の欲を出さぬよう気をつけたいと つくづく思い出します。 (あえてこの女性の因縁は書きませんが、 その後この女性の長男に生まれた女の子は・・・) |