足跡を、辿って。「友人の死」その1
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もうすぐ十七回忌が来る。
あれは、初夏の日差しのきつくなる頃のこと。
友人の奥さんが、主人が三日程前より自宅に帰って来ていないとのことで、
心配をして相談にこられた。
友人は長年に渡り、鬱病を患っていて家族に、大変迷惑を掛けて申し訳ない、
と、良く洩らしていた。
私は、奥さんが来られた時にすぐ霊視をしていた。
彼は車の中で、顔を左に向けて死んでいる姿がみえた。、、、、、、
でも、奥さんには云えなかった。
私は、彼の死に場所は、自宅からそれほど遠く離れていない事を確信したので、
すぐ、見つかると思っていた。
とりあえず、奥さんに今日は帰って頂くことにした。
私は、妻に友人が生きて居る事にしょうと話した。
翌日、私と妻、妻の友人と奥さんと四人で、
友人の立ち寄りそうな所を、重点して探して行く事にした。
まず友人の仕事場の事務所で霊視。
一つ目は、 今彼が居る場所から見える景色を私がつかむことです。
「見えた、、、、。」
内海の向こうに島がみえている、、、、、。
また、色々な景色が移り変わる。
二つ目は、 今見えた景色が彼の居る場所から見える景色か?、、、、。
それとも、想い出の景色か?、、、、、。
三つ目は、 自分が死に場所を探して歩いた景色か?、、、、。
でも、見えた景色は、どれも自宅から遠くない事が分かったので、
さっそく車を走らせる事にした。
始めは、私が運転をしていたのですが、どうしても霊視をしてしまうので、
信号無視をしてしまい、事故でも起こすと大変な事になりそうなので、
運転を妻と交代して、霊視をして見た場所、事務所の近くの公園や、
河や、山、すべて違っていた。
やはり、事務所の近くには、海が無いので、とにかく自宅より、
出直すことにした。
自宅より数百メ―タ―の所にある公園には彼は来ていた。
その2につづく