山の神霊 その2



さあ大変です、お婆さんは、驚き家族を起したそうです、

それからの出来事を延々と話をされました。

私はそれで、事情が呑み込めたので仏壇を拝み、今聞いた話を仏さんにたずねたら、おじいさんは、山に入った時、山の神様の祠のうえの、岩松を取って帰り、山の神様に叱られていて、大変な事になっていたのです。

とにかく身体が、動かなくなり山の神様に謝っても謝っても許してもらえず、心臓までが動かなくなり亡くなったらしい。

だから息子さんの事が心配で、心配で、とのことでした。

でも、山の神様を拝んで見ますと、この事は、息子さんには、息子さん、自身の問題が、大きい事が分かってきました。

そこで、お婆さんに今から息子さんに電話をして下さいと、云いましたらすぐ電話をして、息子さんに一部始終話しをしておられた。

息子さんは、今病院から退院して帰って来たところで、私の話を心良く聞いて下さった。

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そうして、息子さんの話を聞いて見ますと、息子さんは先達として、山に登っていたのだが、山の本社が、火事に成り再建の為の寄付が出来ず止めて、しまっていたのです。

自分の身体や、家族、親子、共々山の神様に守られていたのに、それを後ろ足で砂を掛ける様な事をしたばかりに、大変な事態となっていたのです。

私は、息子さんに九州の大分で遠いけれど、一度四国の石鎚山に登って、自分のおろかな行為を謝って来てくださいと伝えた。

息子さんは気持ち良く返事をされた。

三日後山に登られたらしい。

その後は、頭も痛まず元気に仕事に励んでおられます。

                   合掌